ぼくははいから

適応障害から復活しつつある社畜の日誌

新卒入社した企業を2ヶ月で辞め、全く違う業界に転職して感じた所感①前職編その4

玄関に入ると、まるで映画「レインメーカー

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の冒頭に出てくる弁護士事務所にあったようなセンスの余り宜しくない熱帯魚の水槽がズラリと左右に幾つか置かれていた。
この時点で何かを察し、どこかへ逃げ込みたい気も山々ではあったがそのまま事務所兼作業場のあると云う2階へと上がっていった。
(因みに2階への階段の途中にも某政党のポスターが貼られていた。変態かな?)

昇りきって事務所へと着きまずは新人らしく「失礼します、おはようございます。本日からこちらでお世話になります、ju-na326です。宜しくお願いします!」と言った。
静まり返った事務所の中には入口手前で私より年下と思しき事務員(作業着ではあるが)の女性とアラサー位の年齢であろう営業員らしき女性がおり、加えて若気ではあるが年齢不詳の男性が部屋の奥でPC作業をしていた。

が、私はリ○ルートやテレビ、ドラマの影響を受け過ぎていたのかもしれない。
通常の企業では大企業、中小問わず新人に対しては何らかの歓迎が有ると思っていた。
それがたとえ、物質的なものを伴わなくとも雰囲気や言葉で何かが社会に初めて飛び込む若者にほぼ無条件で与えられるものだと信じていた。

つまりだ。挨拶をしても無視されたのである。

困惑した。パチンコ店の店内や祭囃子の鳴り響く神社の境内ならまだしも静まり返ったオフィス・・・というには微妙だがまあ、室内である。
聞こえないわけがないのである。

「まあ・・・タイミングの問題だろうな。ぅ、うん」
もう一度、私は勇気を振り絞り同じ挨拶を行ったのであった...。